松本流星が9月27日、ラッセル・アコスタに判定3-0で勝利。WBO世界ミニマム級暫定王座を獲得しました。
最新試合:アコスタ戦の結果
TOYOTA ARENA TOKYOで12回判定勝ち。採点は118-110、115-113、116-112。JBC公式記録を2026年10月5日に確認しています。
試合前のプロフィールと展望(9月19日執筆)
以下の戦績・ランキング・次戦表記は9月27日の試合前時点です。最新結果は上記をご確認ください。
2026年9月27日、TOYOTA ARENA TOKYO。帝拳ボクシングジムの松本流星が、ラッセル・アコスタとのWBO世界ミニマム級暫定王座決定戦に臨む。
松本は8戦全勝(5KO)の元WBA世界ミニマム級王者。帝拳公式は現在のWBOランキングを1位、対するアコスタを3位と発表している。アコスタも17戦全勝(6KO)。無敗同士が世界のベルトを争う。
プロ8戦ですでに日本王座、WBA世界王座、世界王座の初防衛を経験した松本にとって、今回は3試合目の世界戦だ。短い戦績の中に12ラウンドの経験を積んだ27歳が、別団体の頂点へ進めるかが焦点になる。
松本流星の最新プロフィール
| 所属 | 帝拳ボクシングジム |
|---|---|
| 生年月日 | 1998年5月14日 |
| 出身 | 兵庫県高砂市 |
| 階級 | ミニマム級 |
| プロ戦績 | 8戦8勝(5KO) |
| アマ戦績 | 92戦77勝15敗 |
| 主な王座 | 元WBA世界ミニマム級王者/元日本ミニマム級王者 |
| WBOランキング | 世界1位(帝拳公式発表) |
| 直近試合 | 2026年3月15日 高田勇仁戦 ○12回判定 |
| 次戦 | 2026年9月27日 ラッセル・アコスタ戦 |
帝拳公式プロフィールによると、松本は父親の勧めでボクシングを始め、アマチュアで92試合を経験した。憧れの選手には、元IBF世界スーパーバンタム級王者の小國以載を挙げている。
プロ4戦目で日本王者
プロデビューは2023年2月4日。初戦を3回KOで終えると、フィリピン選手との6回戦、8回戦を判定で勝ち上がった。
2024年9月25日、プロ4戦目で森且貴との日本ミニマム級王座決定戦へ。7回TKOで初タイトルを獲得した。2025年2月には岡田真虎を4回KOし、初防衛にも成功している。
7戦目でWBA世界王座を獲得
日本王座防衛後、松本はジョン・ケビン・ヒメネスを4回TKOで下し、2025年9月14日に高田勇仁とのWBA世界ミニマム級王座決定戦へ進んだ。
結果は5回負傷判定勝ち。プロ7戦目で世界王者となった。帝拳公式プロフィールには第29代WBA世界ミニマム級王者、第36代日本同級王者として掲載されている。
王座獲得までの速さは目を引く。しかし、松本の現在地を測るうえでより重要なのは、その次の試合だ。
初防衛戦で示した12ラウンドの支配
2026年3月15日、横浜BUNTAI。松本は高田との再戦でWBA王座の初防衛に臨んだ。
JBC公式試合報告書では、3者とも120-108で松本を支持。12ラウンドすべてを取った採点で初防衛に成功した。5回負傷判定だった初戦とは異なり、再戦では世界戦の全ラウンドを戦い切って明確な差を作った。
ラッセル・アコスタ戦の見どころ
帝拳公式の9月27日大会情報では、アコスタはメキシコのWBO世界3位で、17戦全勝(6KO)。松本より9試合多く、無敗のまま世界戦へ進んできた。
松本は世界王座戦を2度経験し、直近では12ラウンドを支配した。一方のアコスタは試合数で上回る。短いキャリアで頂点まで進んだ松本の完成度と、17戦を積み重ねた挑戦者の対応力がぶつかる構図だ。
THE CORNER分析:序盤の速さより中盤の修正
無敗同士の世界戦では、序盤から一方だけが理想の距離を取れるとは限らない。松本に必要なのは、最初の数ラウンドで相手の反応を読み、アコスタが狙うタイミングをずらし続けることだ。
強打を当てに行くときほど、打った後に正面へ残らない。相手が前へ出れば迎え撃ち、待てば自分から先手を作る。初防衛で示したラウンドごとの管理を、タイプの異なる無敗選手にも再現できるかに注目したい。
8戦目までの速さを、9戦目の完成度へ
9月27日のPrime Video Boxing 16は四大世界戦。松本の試合は、井上拓真対那須川天心、坪井智也のWBC王座決定戦、西田凌佑のIBF暫定王座決定戦と同じ舞台で行われる。
大会全体の見どころはPrime Video Boxing 16観戦ガイド、ミニマム級の位置づけはボクシング階級一覧で確認できる。
松本流星が積み上げてきたのは、単なる最短記録ではない。判定、KO、負傷判定、12ラウンドの完勝を、8試合の中で経験してきた。
9戦目で求められるのは、その経験を無敗のアコスタへ合わせて使うこと。元WBA王者がWBOの暫定王座をつかめば、ミニマム級の次の統一戦線を考えるうえでも大きな一歩になる。

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