
大橋ボクシングジムの山川健太は8戦6勝5KO2敗。インターハイ優勝からプロ入り後、新人王戦で2度のKO敗戦を経験し、引退も考えた22歳が2連続KOで再起。2026年9月23日に友良瑠偉斗の日本ユース・フェザー級王座へ挑む。
2026年9月23日、後楽園ホール。大橋ボクシングジムの山川健太が、日本ユース・フェザー級王者の友良瑠偉斗へ挑戦する。
山川は8戦6勝(5KO)2敗。6勝のうち5勝をKOで終えている一方、2敗はいずれも2回TKOだった。倒す力と倒されるリスクの両方を経験した22歳が、初めてのタイトルマッチでどのように戦うかが焦点になる。
2021年インターハイ優勝者がプロで一直線に王座へ進んだわけではない。新人王戦で2度止められ、一度は引退も考えた。そこから2連続KOで戻ってきた過程こそ、山川の現在地を知る手掛かりだ。
山川健太の最新プロフィール
| 所属 | 大橋ボクシングジム |
|---|---|
| 生年月日 | 2004年3月3日 |
| 出身 | 兵庫県加古川市 |
| 身長 | 167cm |
| 階級 | フェザー級 |
| スタイル | オーソドックス |
| プロ戦績 | 8戦6勝(5KO)2敗 |
| アマ戦績 | 19戦14勝5敗 |
| 主なアマ実績 | 2021年インターハイ・ライト級優勝 |
| 直近試合 | 2026年6月29日 チャヤティット・ティタム戦 ○4回TKO |
| 次戦 | 2026年9月23日 友良瑠偉斗戦 |
公式プロフィールによると、山川は姫路のRSTジムでボクシングを始め、宮崎県の日章学園高校へ進学。2021年のインターハイ・ライト級を制し、高校卒業後に大橋ジムへ入門した。
高校王者からプロ3連続KOへ
プロデビューは2022年7月12日。ザップ森本に4回判定勝ちした後、春島一雅、中村亮介、橋場大樹をいずれもKO・TKOで退けた。
アマチュアで全国を制した技術に加え、プロでは相手を止める力も示した。大橋ジムの公式戦績では、最初の4勝のうち3勝がストップ。順調に見えたキャリアは、新人王戦で大きく揺れる。
新人王戦、2年連続の2回TKO負け
2023年11月3日の東日本新人王決勝で、牧田健之介に2回TKO負け。翌2024年7月18日、再び新人王を目指した初戦でも北本慶伍に2回TKOで敗れた。
ボクシングモバイルの試合前インタビューで山川は、2度目の敗戦後に引退も考えたと振り返っている。アマチュア王者という実績があっても、プロでは一度の被弾で流れが変わる。その現実に2年続けて向き合った。
2連続KOで戻った王座戦線
再起戦は2025年9月9日。ハンマー・タクを3回KOで退けた。続く2026年6月29日にはチャヤティット・ティタムへ4回TKO勝ち。2試合続けてストップを奪い、B級での再起を勝利につなげた。
今回の友良戦は、山川にとってA級初戦であり、初タイトル戦でもある。新人王戦を勝ち抜いて段階的に進む道から外れた後、連続KOで一気にユース王座へ届いた。
山川健太のファイトスタイル
事実:武器は左ボディー、6勝5KO
公式プロフィールは山川をオーソドックスとし、得意技に左ボディーを挙げる。6勝のうち5KOという数字からも、ポイントを集めるだけでなく試合を終わらせる攻撃力が分かる。
THE CORNER分析:左ボディーを当てるまでが勝負
王者の友良はサウスポー。山川が得意とする左ボディーを狙うには、相手の右ジャブと左ストレートの線を外しながら、外側だけでなく内側へ入る選択も必要になる。
一発で倒そうとせず、右で反応を作ってから左を下へ送る。打った後は同じ位置に残らない。この順番を守れれば、山川の強打は攻撃と防御の両方に働く。
友良瑠偉斗戦の見どころ
JBC公式カードでは、日本ユース・フェザー級タイトルマッチ8回戦。王者・友良は10戦8勝(4KO)1敗1分で、2026年8月度の日本フェザー級9位。山川はランキング外からベルトを狙う。
大会は11時開始で、山川―友良は第3試合。メインは金城隼平―田中湧也のフェザー級8回戦で、大橋ジム公式YouTubeがライブ配信を案内している。
2度の敗戦を、最初のベルトへ変えられるか
友良戦は山川にとって9戦目。インターハイ優勝、プロ序盤の連続KO、新人王戦での2度の敗戦、そして2連続KOでの再起が、初めて一本のベルトへつながる。
フェザー級の位置づけはボクシング階級一覧、公式配信の確認方法は今日のボクシング放送・配信で確認できる。
山川健太の強さは、負けなかったことではなく、2度止められても戦い方を作り直して戻ってきたことにある。
強打を急がず、守備と組み立ての先に置けるか。9月23日、再起の2勝が本当の転機だったかを初タイトル戦が示す。

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