
日本スーパーライト級ランカーの宮川竜成が、2026年9月13日に寺田龍覇へ3-0判定勝ち。77-75で3者一致となった公式採点、9戦全勝の最新戦績と王座戦線への現在地を整理する。
2026年9月13日、大阪・堺市産業振興センター。日本スーパーライト級ランカーの宮川竜成が、寺田龍覇との63.0kg契約8回戦に3-0判定で勝利した。
宮川は尼崎亀谷ジム所属の25歳。プロ戦績は9戦9勝(3KO)で、まだ負けがない。2023年度西日本新人王を獲得した一方、全日本新人王決定戦はけがで棄権。そこから海外戦やA級の8回戦を経験し、2026年に初めて日本ランキングへ入った。
会社員として働きながらリングに立つ「闘うサラリーマン」が、14戦の経験を持つ同じサウスポーとの接戦を取り切った。無敗記録を9へ伸ばし、日本王座戦線へ進むための実績を加えた。
宮川竜成の最新プロフィール
| 所属 | 尼崎亀谷ボクシングジム |
|---|---|
| 生年月日 | 2000年12月27日 |
| 出身 | 兵庫県尼崎市 |
| 身長 | 174cm |
| 階級 | スーパーライト級 |
| スタイル | サウスポー/左ボクサーファイター |
| プロ戦績 | 9戦9勝(3KO) |
| アマ戦績 | 21戦15勝6敗(公式プロフィール) |
| 日本ランキング | スーパーライト級7位(JBC公式試合報告書) |
| 主な実績 | 2023年度西日本スーパーライト級新人王 |
| 直近試合 | 2026年9月13日 寺田龍覇戦 ○8回判定 |
| 次戦 | 公式発表なし |
3150FIGHT公式は宮川を「尼崎のスター候補」と紹介し、左ボクサーファイターと記載している。本人の公式チケットページでは、興國高校、関西学院大学の出身で、ボクシングを始めたきっかけは空手のパンチ強化だったと明かしている。
西日本新人王、そして棄権
プロデビューは2023年4月。初戦を1回KOで勝つと、同年9月の西日本新人王決勝では檜皮田知也に2-0判定勝ち。11月の西軍代表決定戦も中里雄大に3-0で勝ち、全日本新人王決定戦へ進んだ。
しかし、川村英吉との全日本新人王決定戦はけがで棄権した。宮川自身も後に、ランキング入りまでを振り返る中で「新人王を棄権して、怪我の時期、相手がなかなか見つからない期間もあり遠回りした」と書いている。
海外戦とA級戦を経て、日本8位へ
2024年はウー・シュアイ、テイティコーン・ラッタナクンに連続判定勝ち。2025年3月にはナタワット・マニーウォンを2回TKOで下し、同年10月はキルギスでアスカット・クルタエフに判定勝ちした。
転機になったのは2026年4月のポアンチャイ・スリトーン戦だ。宮川は2回に左ストレートと左フックで2度のダウンを奪い、3回にはボディー攻撃からさらに2度倒してKO勝ち。デビュー8連勝、3KOとした。
本人は2026年1月、初めて日本15位へ入ったと報告していた。JBCの8月度公式ランキングでは8位。約7カ月で7つ順位を上げ、日本王座を意識できる位置まで来ている。
宮川竜成のファイトスタイル
事実:174cmのサウスポー
宮川は174cmの左構え。8勝のうち3KOで、判定勝ちの方が多い。一方、直近のポアンチャイ戦では左ストレート、左フック、ボディーを使い分け、4度のダウンを奪っている。
THE CORNER分析:倒す左より、左へつなぐ設計
注目したいのは、最後の一発だけではない。サウスポーの宮川が右ジャブと足で相手の正面をずらし、顔面への左を警戒させた後にボディーへつなげられるか。判定で勝ち切ってきた経験に、直近戦の決定力が加われば、8回戦での選択肢は増える。
ただし、無敗を守ろうとして慎重になり過ぎれば、相手へ先手を渡す。攻撃を急ぎ過ぎれば、左を打った後の正面を狙われる。寺田戦では、強打と試合管理のバランスが問われる。
寺田龍覇との接戦を3-0判定で制す
対戦相手の寺田龍覇は白銀ジム所属の29歳。公式ジムプロフィールでは14戦8勝3敗で、本人の公式SNSでは8勝(4KO)3敗3分としている。宮川と同じサウスポーで、プロデビューは2021年。宮川より試合数が多く、8回戦も経験している。
JBC公式試合報告書によると、宮川が3-0判定勝ち。採点は3者とも77-75で、8回を通じて各ジャッジが2ポイント差を付ける接戦だった。宮川は63.0kg、寺田は62.7kgで計量を通過していた。BOXING RAISEはアーカイブ配信として案内している。
スーパーライト級の契約体重や階級の違いは、THE CORNERのボクシング階級一覧で確認できる。配信予定は今日のボクシング放送・配信にまとめている。
全勝を、タイトルへの材料に変えられるか
8戦全勝は分かりやすい価値だ。しかし、日本ランキング8位から王座戦線へ進むには、記録を守るだけでは足りない。国内の経験者を相手に、どの距離でも自分の試合を作れることを示す必要がある。
新人王決定戦を棄権し、試合が決まらない時期を越え、会社員として働きながら順位を上げてきた。宮川竜成の次のテーマは「無敗の選手」から「王座を狙う選手」へ変わること。
寺田龍覇戦で9連勝をつかみ、次は日本上位との比較が現実味を増した。左の精度、8回を通じた管理、そして好機での決定力。77-75×3という接戦を勝ち切った経験を、次の上位戦でどう生かすかが焦点になる。

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